SandyおじさんがCoffeeおじさんになるお話。

ぶっちゃけCPU性能だけなら2600Kでもまだ十分ですよ。

I/O関連が貧弱すぎるからCoffeeLakeに乗り換えるお話。


CPU性能自体は正直不満はなかったんですが、Z68チップセット自体のI/Oに不満があり乗り換えることにしました。
とはいえ、CPUとメモリ、マザボをのりかえるぐらいで他の変更点は基本的にありません。

2600Kは7年間使っていた


この解像度が非常に小さい画像は2600Kを買った帰りの車内でガラケーで撮った写真です。
これの日付が2011年12月25日。びっくりですね。
このときは円高などもあり非常に安価にi7で組めた記憶があります。

CPU Intel Corei7 2600K
MB ASUS P8Z68-V PRO
MEM Elixir W3U1600HQ-2G*4(後に4GB*4枚に換装)
GPU MSI N560GTX-TI Hawk(後にMSI GTX960 GAMING4Gに換装)
SSD Crucial M4 128GB→Intel 530 120GB→Crucial MX200 500GB
HDD いっぱい

CPU、メモリ、マザボ、ケース以外はセコセコ変更していたのですがついにメイン関連を換装することにしました。
OSに関してもWindows8.1を利用していましたが、これを機にWindows10にすることにしました。

2600Kからの乗り換えで満足できる構成

まず、前提論として

  • CPU性能が2600Kより上
  • チップセットからPCIe 3.0が出ている
  • SATA3ポートが6ポートある
  • ASUSマザボ
  • Intel NIC
  • NVMeが将来使用可能

という部分を前提としていました。
これはZ68でSATA3が2つしかなかったりPCIe2.0止まりだったり、USB3.0を満足に増設できなかったりで大変だったのが原因です。
このため、チップセットからPCIe3.0が出ていないRyzenはコスパは非常に高いのですが除外しました。
Ryzenを選ばなかった理由は他にも色々あって、CCXを使って実質2CPUのようなものであったりメモリクロックに左右されたりと
「そこまで冒険したくない」
という気持ちがあり避けました…。
またエンコードも結構するのでスレッドお化けなRyzenはよい選択肢だったのですが、x265で重要なAVX2が低速だったりシングルコア性能が実は2600Kよりも低いんじゃないか疑惑等…。
ゲームのほか、ファイル操作などを頻繁にするのでIntelを選びました。
IntelであればRyzenほどメモリにシビアでもなく、シングルコア性能も向上している。PCIe3.0がチップセットからも出ていてSATA3も6ポートあります。
またNVMeに関してもチップセット経由でもPCIe3.0のフルスピードが出せるためあまり気を使う必要がなさそうでした。
あとは…手持ちのクーラーが流用できるってのもありましたね…。
とはいえ8700を買うほど予算に余裕があるわけでもなかったので、今後8コアが出ることを祈って今回は6コアの8400を購入しました。

Intel Corei5 8400


Intelの第八世代CPUの中で最もコスパが高いのではないかと言われている8400です。
それまでのクアッドコアからは2コア増えて6コアになっています。i5のためHTは無し。
2600Kから比べるとスレッドは減っていますが、コアが増え単純な性能も向上しているので問題ないかなと。
周波数は2.8GHzですがTBで全コアでも3.8GHzまで向上します。
メモリはDDR4のデュアルチャンネル。iGPUも搭載していてQSVも利用可能です。
今話題の脆弱性があるようでWindowsUpdateで若干性能が落ちましたが致し方なし(いや許さねぇ)
20kで購入できる6コアというのはかなりお買い得なのではないでしょうか。

i5 8400は中国生産もあるそうですが、届いたのはマレーシア製でした。

ASUS ROG STRIX H370-F GAMING


マザーボードはASUS、と自分の中で決めていました。
今回はOCをしない方針だったのでH370を使用。
Z370と比べるとレーン数が減っていますがUSB3.1 Gen2がチップセットに搭載されているほか、将来のZ390と近い設計のようです。
もしかすると、後々出る8コア16スレッドが使えるんじゃない?とほんの少しだけ期待しています。
ROGではない普通のモデルもあったのですが、そちらはNICが蟹。そのため、結構金額は上がりましたがこちらを選択しました。
ポートも色々ありますが基本的に排他となっている部位が少なく、ほとんどを無駄なく利用できます。
文字がダサいのが難点ですがそこは目をつむるしかありません。
ASUSなので取説は非常にしっかりとした日本語です。
発売されたばかりなのでまだ全然値段は落ちてませんが、Z買うよりは安いので。

Crucial DDR4-2400 CT2K8G4DFS824A


メモリは一番安いけど有名ブランド品ということでこちらを選択。
Ryzenほどメモリクロックに性能が左右されないのと、2400というキリのいい数字です。
ただ高い
前と同じ16GB構成にはしましたがメモリだけで20k近く飛んでいくのは相当懐に痛いです。
ちなみに片面実装の1Rank品なのでRyzenでも割と問題なく動くそうです。
memtest86もしましたがエラーはありませんでした。
高い。

組み込み


まずは既存のP8Z68-V PROからクーラーを移植。
クーラーはETS-T40-TBですが、だいぶん前に買ったものでしたので対応しているか一か八かでした。
後々HPで確認するとLGA1150に対応しているそうで驚きです。何年選手だよ。
当然ですがファンはベアリングが故障して交換済みです。
CPUやクーラーの固定法はSandyとそう大差ないので難なく完了しました。

「文字だっさ…」とつぶやきながら余っていたクマグリスを殻割り画像を参考にダイの形状に合わせて塗っておきます。


どうせダブルグリス状態なのであまり気を使う必要はなさそうですけどね。
メモリはASUSが何故かメリットとしているクソみたいな片ラッチを無理やり押し込んで固定します。

この片ラッチが便利って言ってる人見たことないんですけど、いつまでASUSは続けるんですかね。
P8Z68-V PROの頃もこれでしたし、両ラッチに戻してください。(切実)
あとは適度に力を加えてクーラーを固定。歪みや隙間がないか確認しておきます。

そしてPCケースに組み込み。ATX規格な上P8Z68-V PROの頃とメーカーの変化もないのでそう難しいものではなかったです。

P8Z68-V PROと比べるとROGの特色なのか地味な印象とスッキリとした印象の双方が出てきます。
ただあの頃にあったマザーボード上の電源ボタンやTPU等などがなくなっているあたりコスト削減なのか不必要な機能を消したのか。

UEFIとOSセットアップ


UEFIを起動すると安定のROGカラー。大好きです。
虹色よりもROGカラーを貫いてほしかった。
他のシリーズと異なり初期起動からアドバンスドモードで起動します。ROG買う人がEZモードで済むわけないもんね。
基本的には初期設定で問題ありませんが、セキュアブートの有無やTBの設定。エコモードの解除等、一通りすべて見たほうが勉強にもなります。

セキュアブートの項目の翻訳がおかしく、「UEFIモード」がセキュアブート有効。「非UEFIモード」がセキュアブート無効。
クソみたいな翻訳なので注意しましょう。セキュアブートの項目が「非UEFIモード」でもUEFIブートは可能でした。
基本的にOSインストール前に面倒でもmemtest86をしておきましょう。今は日本語も使用可能です。

あとはUSBにインストールしたWindows10のインストーラをBootしていきます。


Windows10をインストールしていきますが、OSの完成度が微妙で色々トラブります。ググってなんとかしましょう(ぐるぐる目)

以前は「UEFI+レガシー」と呼ばれるBIOSモードでUEFIデバイス以外のBootも可能でしたが、現在初期設定だとUEFIブートしかできません。
そのため基本的にUEFI対応のUSBメモリからOSをインストールしていく感じになります。

OSを一通りインストールしたら他のデバイスも取り付けていきます。
今回PCIスロットがなくなっちゃったのでPT1が利用不可になりました。どうしようか


計算ミスでSATAポートが足りないという現象になり、予定外にもBDR-209が余りました。売ろうか悩み中。
配線の汚さはご愛嬌ということでう。

情報などなど


基本的に問題なく認識。
8400は言わずもがな、GTX960もPCIe3.0 x16で無事認識しました。他デバイスも特段問題はなさそうでした。
温度も比較的冷えており、許容範囲内かなといったところです。

QSV


Windows10からグラボから映像出力していてもQSVが利用可能になりました。
UEFIで「iGPUを常に有効」にしてIntelグラフィックスドライバをインストールすると利用可能です。
QSVの品質は世代が上がるごとにかなり高画質高圧縮となっているようで十分実用可能でした。

x265


AVX2が利用可能になったことやシングルコア性能が上がったこと、単純にコアが増えたこともあってエンコードの速度が向上しました。
以前は7fps程度だったのですが、12fps~14fps出るようになり、24分の動画のエンコードが47分で終了しました。
6コアでこれですから6C12Tなんかはもっと早くエンコードできるとは思いますがそれにしてもすごい…。

発熱もi5なだけあって非常に抑えられています。
CPUファンのプロファイルはTurboモードなのですが、最大回転数の2400rpmにいかず、1400rpm付近で冷却しています。
温度も60度以上にはならず非常に冷えている印象です。
とはいえ、これはi5なのも理由としてあると思うので8700となると冷却は気をつけなければいけないと思います。

その他ゲーム

PUBGやGTX5等のゲームをしましたが、どれもfpsが向上しました。
基本的に垂直同期を利用して60fpsが確実に出るようにしているのですがこれまでと比べて安定して60fps出るように感じました。
基本的にビジュアルよりもフレームレートを重視するのでこの変化はとてもよかったです。
ゲームするのが楽しくなりました。

CoffeeLakeおじさんになって

PCIe3.0接続でグラボが使えたり、SATA3やNVMe、USB3.1があったり、CPU性能だけではない進化も非常に多いです。
とはいえ4C8Tのままであれば、いくらI/Oが時代遅れになろうがSandyおじさんを続けていたと思いますが、第八世代のコア数が増えたのはいい機会だったのかもしれません。
RyzenのCCXの構造は正直なところあまり好きではないのですが、Ryzenが自作界隈に楔を打ち込んでくれたのも事実ですし、エンコード等に強いのも事実です。
エンコード専用マシンとしてRyzenを使いたいといったところもありますが、とりあえずは汎用的に使えるIntelを利用していく方針です。
今回マザーボードを変えたことで、NVMeなどのM.2機器に関する興味やPCIe3.0をどう使ってやろうかなど・・・Amazonやebayを見ているだけでワクワクしています。
しばらく自作界隈からは離れていましたが、やはり新しい技術を使った機材は好奇心がわきます。
先立つものがないのがかなしいところですが、それはそれ。
今後、RyzenはZen2でさらなるコア数増加を目指しているようで、Intelがどう追随するのか今後の自作界隈が楽しみです。