サーバをRyzen5 2400GとB450 Steel legendで組み直す

お久しぶりです。なんとか生きてます。

3月10日から更新していませんでした。その間レンタルサーバ代金は支払っていたので存在自体は覚えていましたが、ここ数ヶ月は非常に忙しい日々が続いていました。
とはいえ、大幅に収入が増えたこともあり今回録画兼Hyper-V兼NAS鯖をリプレースすることにしました。

Sandy BridgeからRyzen Raven Ridgeへ

以前組んだサーバ機は特段問題なく動いていました。
しかし、使用していたCPUやマザーボードなどがSandy Bridge世代ということで
「いつ壊れてもおかしくない」状態でした。
良さげなマザーボードあれば換装したいなーと思っていたところASRockのB450 Steel legendが高耐久仕様を謳いつつ値段も比較的安価ということで、久々にAMDで組んで見ることにしました。
AMD CPUでPCは組んだことありましたがSandyよりも昔の話なのでほぼ手探りの作業です。

AMD Ryzen5 2400G


CPUには4コア8スレッドでありながらGPU(Vega11)内蔵でTDP 65WのAPUを選択しました。
サーバ運用なのでGPU内蔵がほしかったのと、Sandyからの更新なので最低でも4Cは欲しかったという点に合致しました。
あと、お値段もマザーボードとセットでかなりお安く買うことができました。
3400Gの発売がほぼわかっていましたが、Zen2コアではないということだったのでお安くなったこちらを購入。


ASRock B450 Steel legend


高耐久ということらしいSteel legendシリーズを購入。PCIeは欲しかったので迷わずATXです。
SATA6ポートやPCIe x1が4つ。PCIe x4が1つ。PCIe x8が1つとメインストリームでは普通かなと言った構成です。
ただ上部M.2を使用するとPCIe x4が使用不可になり、下部M.2を利用するとSATA2ポートが使用できなくなるといった制限があります。
あとAPUを利用するとPCIe x16スロットがx8でしか使えないというプロセッサの制限も。
この辺ややこしいです。個人的にはM.2スロット乗せるよりPCIe x4スロット増やしてほしいのですが…。
あとエッジフリーPCIeじゃないのが非常に残念です。

マザーボードの作りとしてはどう見てもお値段以上です。とはいえ耐久性はまだまだ未知数です。

初Ryzen


Intelとは違ったスロットにCPUを入れ、余ってたメモリとSSDを入れて準備完了。
とりあえず余ってた別のPCケースに入れて初期設定だけ済ませてしまいます。


一部パーツ換装

余ったパーツである程度組みましたがやはり不満点が出てくるので少し構成を変えました。
電源ユニットに関してはメインPCのを換装したお下がりで後々また変わります。

SSD換装


SSDには当初Intel 660p 512GBを利用していましたが「流石にQLCをシステムドライブで使うのはどうなんだ」と思い価格がこなれているIntel 760p 256GBを購入。
書き込み性能には欠けますが、サーバ機として運用するPCなら読み込み性能が高ければ問題ないと判断し導入しました。この時点で冗長性云々失念してるの草

メモリ換装


こちらも当初はDDR4-3000 8GB*2で運用していましたが、Hyper-V鯖として運用するなら16GBではとても足りなかったため換装。
DDR4-3000 16GB*2を買ったので上記メモリと同居できないかと試しましたが、どうあがいてもmemtestでエラーが出てしまうので16GB*2で運用中です。
現時点でも若干不足気味なので周波数下げてでもメモリ容量増やす or 32GB*2を買うかなやんでいます。

NIC換装


Intel I350-T4を利用していましたが、せっかくx8使えるということと、x510スイッチがあるので…ということで10GなNICを導入。
Intel X520-DA2でDACケーブルでの使用なら汎用品でも問題なく利用できました。
オークション等でたまに安価(?)に出回ります。

旧鯖PCからデータ移植


今回問題となるのがRAIDをどう移動させるかという問題。
というのも、元PCではIRSTによるRAID構成でした。そして次のPCはAMD。互換性はありません。
新PCではReFS&記憶域プールというWindowsの機能を使ったRAIDにする予定だったのでネットワーク経由でデータ移植することに。
時間はかかりましたが、無事全データ移動させることができました。

新PCの記憶域プール。

ケース換装


メインPCから移植した(?)CPUに換装し、ケースを換装します。
何故かこの作業を日曜深夜にやったので月曜日悲惨だった覚えがあります…。人のテンションというのはよくわからない。

ケース組み換え後はデータ転送の続きをします。
4TBと6TB、更には2TBの全録データもあるのでかなり時間がかかりました。

電源換装


元々はメインPCで利用していたSilverStoneの電源を利用する予定でしたが、CyonicブランドのSeaSonic電源が激安で売られていたのでこちらに換装することに。
変えたからと言って大幅に何かが変わるわけではありませんが、HDDを8台搭載しているためSATA電源の数が足りませんでした。
電流値が規定をオーバーしそうですが、SATA電源を4分岐するケーブルを利用してなんとか搭載しました。
HDDは全部5400rpm(5700rpm)なので多分大丈夫だとは思います…。というかSATA1つを8つにしてるわけではなく、SATA2つを8つにしているので多分大丈夫です(慢心)

SATAケーブルはこちらを購入しました。


リプレース完了!


大なり小なりトラブルはありましたが、なんとか完了しました。
Hyper-V有効化するとWindowsが起動しなかったり(GPUのドライババージョン下げることで改善)
最新のWin10ではReFSフォーマットできなかったり(Win Enterprise体験版で回避可)
Intel X520-DA2でシングルセッション2.5Gbpsしかでなかったり(仕様)
記憶域プールの動きが怪しかったり(大問題)(ハードウェアRAIDカード買ったほうがいい)
システムドライブの冗長化を忘れてたり(大問題)
今後も色々変えないと万が一のときダメそうだなといった感じです。
HDDの構成は
・6TB RAID1
・6TB バックアップ
・4TB RAID1
・4TB バックアップ
・4TB 全録用
・2TB 作業用

といった形で、これまでのNASに加えてTVtest分も定期バックアップを取るようにしました。
全録用とシステムドライブが非冗長構成なのでこの辺要修正です。

鯖PCということでUPSも導入しました。


そのうちレビュー書きますが、今回の鯖構成だと多くても150W、アイドル時100Wなのでこの出力で十分持ちます。