バッテリーを増やしたかった。
X260はバッテリー交換が可能

 私はThinkPad X260を出先で使っているのですが、ほぼ一日使うのでバッテリーが足りません。
 一応コンセントはあるんですが争奪戦になるためできれば避けたいところ。 今まではなんとかなっていたのですが、X260は外付けバッテリー対応という事でどうせならという具合です。
X260のバッテリーラインナップ
X260にはLenovoの68シリーズと呼ばれるバッテリーが使われています。 68、68+、68+と3種類あり特に68+は容量が違うくせして同一なのでよく詐欺の標的にされます。
 68バッテリーは本体の厚みに合わせて比較的薄い設計でX260の内蔵バッテリーと同容量の23.2Whです。
 68+(小)バッテリーは68バッテリーを二枚重ねた感じのサイズで、47Whです。
 68+(大)は大容量バッテリーセルを利用し、68+(小)とほぼ同一サイズで72Whです。
 つまり47Whはパッケージを張り替えるだけで72Whとして詐欺れます。
 バッテリーの比較についてはこちらのサイトが詳しいです。
適当な販売元では詐欺品がゴロゴロ
当然バッテリー容量を増やしたい私は72Whを探したのですが、Lenovo公式サイトには苦い思い出があるので当初はAmazonを利用しました。
 まぁ案の定詐称品が届きましたが
 店名や商品名は避けますが、購入する前から「正規品で72Whですか?」と聞いていたにも関わらず、届いたのはバッテリー膨張の発生している72Wh印字の47Wh製品でした。
 Lenovoも一応詐欺対策として、コンピュータ本体から容量を確認できるようにしてあり、それに助けられた感じです。
 Amazonが販売・発送する商品であれば正規のものが届くらしいですが、そういったものはもう無いようです。
Lenovo公式ウェブサイトで購入
Lenovo公式では47Whは取り扱っておらず(?)68+は72Whのみのようです。
 流石に公式が詐欺るような事はないとは思いますが、念のため魚拓等を残しておきました。
 X240に対応と記載されていますが、X260とも同様のバッテリーなので問題ありません。
 注文日は1月16日で、そのときは「最短1月27日納品」と記載がありましたがまぁ無理だよね
#Lenovoチャレンジ pic.twitter.com/XMaja8Xeof
— ゆーとし (@yuutosi_hiyuu) 2017年1月16日
発送
船便なので出荷されてからが地獄 #Lenovoチャレンジ pic.twitter.com/OpOxpLWxTM
— ゆーとし (@yuutosi_hiyuu) 2017年1月20日
 20日に発送されましたが、妙に配達予定日が長いです。
 いくら海外の倉庫からの発送でも2週間かかるのは長すぎるんじゃないかと。
リチウムイオンバッテリーの罠
どうやら2016年4月1日からリチウムイオンバッテリーの空輸が制限されているようです。
 Fedexのリチウムイオン電池の空輸案内(直pdfリンク注意)が結構わかりやすかったです。
 「製品として出荷されるノートPCやスマートフォンとセットでなら安全が確保された状態で梱包されるため空輸可能だけど、電池単体は危ないからダメだよ」
 という事らしく、電池単体である今回のバッテリーは船便で送られるようです。
 電池容量を30%未満で発送するならぎりぎり空輸可能なようですが、そこまでの手間をかけるなら…といった具合なのかもしれません。
 というわけで2週間かかるとのこと。ついでにいえば、船便はある程度荷物が集まらないと動かないからさらに遅れる可能性もあるんだとか。
Lenovo国内在庫拠点がほしい
ThinkPadは米沢生産もされていますが、実質的にはNECの工場を利用しているにすぎず、基本的に国内在庫は存在しないようです。
 そのため、米沢生産でないパソコンから乳首のキャップまですべて中国からの発送になってしまいます。
 ただ日通NECロジスティクスなどの物流のパイプラインが強いため、国内工場を持つコスト的メリットがほぼ無いのかもしれません。(荷物追跡はクソだけどな)
 米沢工場の運用開始理由も「納期短縮」や「ブランド力」が強くむしろコストは上がっていそうな感じがします。
 ThinkPadのアクセサリー系は基本Lenovoのオンラインストアでしか純正品は出回らない事が多いので、こうした納期の長さというのは気になります。
 ただ、メーカーサイトにありがちな「めちゃくちゃ高い価格設定」がなく、むしろ他店舗で買う方が高いケースも存在するため、どうともいえません。
 せめて、見栄を張らずに正しい納期を商品ページに表示してほしいものです。

