Jayfi社様よりレビュー品としてTouch H1ワイヤレスヘッドフォンをご提供いただきましたので紹介したいと思います。
重低音指向のBluetoothヘッドフォン
製品の箱はどちらかというと「高級指向」の箱となっています。
Jayfi社の製品は箱がしっかりしたものが多いですが、この製品もしっかりしていました。
スペック
Bluetoothヘッドフォンということで各種Bluetoothプロトコルは当然のごとく、バッテリーも最大18時間持つとのこと。
実際に触っていた感じでは、充電速度も速く、なおかつ結構バッテリーが持つ印象でした。
Bluetooth機器ではバッテリーの持ちが重視される傾向にありますが
「バッテリー持ちだけを優先して不安定で元も子もない」
という製品が多いです。
しかし、この製品はBluetooth接続に関しては比較的安定した部類です。
もちろん技適マークもあります。
高級感あるパッケージング
箱から取り出して驚いたのはこのパッケージ。
布・・ではないのですが、ちょっとしたクッションにつつまれており満足感が得られます。
また、デザインもメーカーロゴがちょっとあるぐらいのシンプルにできており、日常生活に溶け込みやすそうです。
付属品
付属品は充電用とmicroUSBケーブルと有線接続時用のオーディオケーブルです。
取扱説明書も日本語化されているので、英語が苦手な方にもおすすめできます。(少し変な日本語はありましたが…)
使ってみる
このヘッドフォンではNFC経由のBluetooth接続か通常のペアリングのBluetooth接続、有線接続の3パターンが可能です。
今回はそれぞれの方式をやってみます。
NFC接続はかなり便利
電源ボタンを押さなくてもスマートフォンのNFCをかざすと自動で起動し、ペアリングまでやってくれました。
非常に容易に接続することができるのでストレスフリーです。
また、接続が完了すると、ランプでの通知だけではなく、音声で「ヘッドセット Connection」と話してくれるのでわかりやすいです。
NFC対応のヘッドフォンを使ったのは始めてですが、ここまでお知らせしてくれる機器は少ないのではないでしょうか?
通常のBluetooth接続も簡単
NFCを使わないペアリングをする場合、電源ボタンを電源OFF時から長押しし続けることで「Power ON」という音声ガイドから「ペアリング」というガイドが流れます。
ランプも赤と白の交互通知になるのでわかりやすいです。
あとは、端末側でBluetooth機器を検索して接続します。
複数機器を接続する場合でも、同様の方法を利用すれば簡単に切替が可能なので、複数端末持ちにはおすすめかもしれません。
有線での接続
このBluetoothヘッドフォンには、電源をつけなくても有線でケーブルを接続すれば音楽を聴くことができます。
ただ、接続時端末との相性でなかなか音声が再生されない場合があるかもしれません。
私の環境(XperiaZ5)ではなぜか音楽を再生すると一時停止(ケーブルが抜けた判断)されなかなか聴くことができませんでした。
おそらく接触の問題かとは思いますが、正直あまり期待しないほうがいいかもしれません。
まぁ、この製品はBluetoothヘッドフォンなので、あくまで非常時用と考えておいた方がいいかと思います。
ちなみに有線接続時はマイクやジェスチャー操作は使用できません。
音質
低音重視のヘッドフォンということで、やはり低音は強く出ました。
ただ、前回レビューさせていただたJA40に比べると、高音とのバランスが取れている低音で実用範囲内かと思います。
Bluetooth接続時にはやはり音飛びが発生してしまいますが、その辺は規格上仕方が無いとは思います。
接続距離は、正確には計ってませんが、確かに10mはいけると思います。距離が伸びたから音飛びが増えたという事もありませんでした。
オンイヤーヘッドフォンのため、音漏れや遮音性はあまり期待できません。ただ、ヘッドセットでもあるので外部の音が聞こえなくなってしまうのは、あまりよくないかと思います。
有線接続には、Bluetooth接続より、低音が控えめになった気がしました。
それでも低音は強めですが、より高音と低音のバランスがとれていて、比較的高音質でした。
追記:apt-xについて
当初はこの機種はapt-xに対応とのことでした。
しかし、XperiaZ5とのペアリングで「aptX対応Bluetooth機器と接続しました」というメッセージが出ないため問い合わせたところ、aptX技術には未対応との返答をいただきました。
Amazonのページは早急に修正するとのことですが、aptXの対応未対応の差は非常に大きい気がするのですが、どこでそんなミスが発生したんでしょう…。
操作性
このヘッドフォンにはボタンは電源ボタン一つしかありません。
しかし、ボリューム調整などができないわけでなく、本体右側のハウジング内部にあるタッチパッドから操作します。
操作方法は画像の通りですが、反応速度などはBluetooth接続であることを考慮すると問題ないレベルです。
また、変化がわかりにくい音量操作時にはビープ音が鳴る仕様で、ユーザーの事をよく考えて作られています。
音量の段階数は少し少なく感じました。
あと、再生/一時停止の切替が1タップなので、よく誤爆することがあります。
単純に、便利なBluetoothヘッドフォン
ハウジングで簡単操作やNFCでの簡単なペアリング。安定した音質と、もしもの時の有線接続など。各種機能が普通に便利だと思いました。
機能モリモリな機種はありますが、やはりそういった機種は価格がべらぼーに高かったりとなかなか手が出せません。
ただ、この製品はほしい機能だけを抽出した印象です。そのため、価格もなんとか手の届く範囲となっています。
オンイヤーヘッドフォンのため、激しい動きをすると落下するという事が使用中何度かありましたが、これは構造上仕方がありません。
やはりケーブルの煩わしさから解放されるというのは非常に便利で快適です。