音質がいいと評判の新型Walkman買ってしまいました・・・。
フラグシップのおかしい性能向上に合わせて音質向上
SONYのDAPといえば、200kクラスの製品や300kクラスの製品など、とんでもない高価格なDAPが発売されています。
それらは当然、それ相応の音質があるとのことですが、その後発売されたA30シリーズも音質向上がメインにされた製品になります。
いやぁ、フラグシップが強すぎてエントリーも性能向上とかそれどこのロボットアニm(ry
ハイレゾ&ノイキャン対応のイヤフォン
A30シリーズには「MDR-NW750N」というイヤフォンが付属するモデルがあります。
このイヤフォンはSONY初の「デジタルノイズキャンセリングとハイレゾ」に対応したイヤフォンになります。
イヤフォン自体は結構前に出た物で、今回新型になるかなと思ったのですが、同型でした。
実はMDR-NW750WはXperiaZ5にも対応しており、その関係上私は既に持っていました。
なので、実質的に同梱モデルと買ったも同然・・・いや色が違うか・・
ただ、このイヤフォン、XperiaZ5やHUD-miniで聴くと、低音が強く鳴るように感じました。
イコライザで低音を殺して使用していたため、音質の物足りなさを感じていました。
しかし、このA30ではMDR-NW750N専用のプリセットが存在しており、それにするととてもバランスの良い音質になりました。
おそらくSONY側で最適なイコライザ設定になるように調整されていると思われますが、とてもよかったです。
確実に進化している音質
普段MDR-CD900STをリスニング用途で使って「クリッピング滅べ」と言っている私ですが、今回このA30と750Nを利用してそのストレスからも解放されました。
900STは「素の音」を出しているので情報量の多さで「おえっ」となる(雰囲気)事があったのですが、やはり、今時の音源向けイヤフォンという事でクリッピング音源であっても綺麗に鳴らしてくれます。
今時の音源での良さはわかったので、古いT-SQUAREのアルバムを聴いてみたところ、若干音量差がありましたが、しっかり鳴らしてくれました。
非常にうまくチューニングされていると思います。今時の音源向けのヘッドフォンがほしくなりました。
A30自体もハイレゾ音源だけでなく、320kbpsのAACやMP3、CDクラスFLACに対応しています。そして、それらをハイレゾ級にアップする機能もあります。
音質差があるかと言われると、正直微妙なのですが、AACでもMP3でも綺麗にしっかり鳴らしてくれる印象です。
かゆいレベルに手が届く超多段音量
今回気に入ったのが、アナログボリュームに違いんじゃないかと思うぐらいの多さの音量調整
120段あり、1段かえただけの音量差がわかりにくいぐらいでした。
電車内で「あと一段!一段だけだから!」といって爆音になることがあったので、とてもありがたいです。
microSDXCに対応
DAPではほぼ当然になりつつありますが、microSDに対応しています。
内蔵メモリが16GBと少々心許ないですが、microSDにいれた音源も内蔵メモリ同様に扱うことができ、ストレスフリーです。
音質に詳しい人によると、microSDの音源は音質が悪くなるそうですが、
そこまで気を遣うのであれば、64GBモデルや、オーディオ用microSDなどを使うといいかと思います。
私が使った感じでは、違いを感じなかったので問題ないかと思います。
ちなみに使用したのは並行輸入品の東芝製32GBmicroSDHC(1k)です。
デザイン
従来のA20シリーズよりも大型、重量増となりましたが、アルミフレームの手になじみやすいデザインで、そこまで違和感を感じません。
むしろ、XperiaZ5にアルミバンパーを装着している私としては「これ以上小さければ落とすのでは」と思うぐらいです。
私個人としては機能を削ってまで行う薄型、軽量化はそこまで必要ないと考えています。
今回「シナバーレッド」を選びました。正直写真で見た感じは「ほしい赤と違う・・・」といった印象だったのですが、実機を確認したところ、ほしい赤でした。
XperiaZ5に利用しているアルミバンパーとほぼ同色だったので、すぐ決定でした。
本体はNFCやBluetoothの関係上なのか、アルミパーツと樹脂の組み合わせですが、塗装のおかげもあり、違和感は感じませんでした。
ちょっと違和感があったのは、温度変化の時間が若干異なるぐらいです。
OS
内蔵OSはAndroidではありません。
そのため、余計な機能が無く電池持ちが非常に良くなっています。
また、Android6.0以降ではオーディオ制御が少し複雑になってしまっており、単純にオーディオ出力を行うとノイズが乗ってしまう機種がほとんどです。
内部にDACを別途配置するという方法もありますが、SONYはWalkmanでの独自OSにノウハウがあるので、独自OSにしたのかと思います。
電池持ちを優先させたのか、あるいは音質向上にリソースを全て振っているのかわかりませんが、正直動きは悪いです。
Android端末に比べると、フレームレートは半分近いと思いますし、タッチしてからの動作はワンテンポ遅れています。
操作性も改善
A20シリーズでは菱形のコントロールボタンを配置して、それらで再生や一時停止を操作していました。
ですが、このデザインは確かにかっこいいですが、本体を見なければ操作が難しいと一部では不評だったようです。
そのため、A30シリーズではサイドに音量キーだけでなく、各種操作ボタンを配置しました。
また、画面を大型化し、タッチパネルにすることで、さらなる操作性改善を目指しました。
これにより、簡単な操作であればサイドキーのみで。複雑な操作はタッチパネルと使うといった事が可能です。
簡単に目的に機能にアクセスできるUI
独自OSという事でAndroidに慣れている人にとっては、はじめは戸惑うかと思います。
ですが、使用しているうちに使いやすく感じるようなUIデザインになっています。
メインの再生画面から、再生リスト・音質調整・ブックマーク・フォルダに1フリックでアクセスできるようになっています。
「横フリックで曲飛ばし」というAndroidにありがちな操作性とは異なりますが、その時はサイドキーを使えばいいという思惑です。
やっぱり専用機は最高
今回初めてWalkmanを購入したのですが、予想以上に便利でした。
これまではXperiaの音楽再生機能を利用していたのですが、音質に納得できず、乗り換えた次第です
Walkmanのクソさの一つとしてあげられるWM-Portはやはりクソですが、それ以外は非常に満足です。
データ転送もUSBメモリを接続するような感覚で行うことができ、iPodなどのようなコピー制限も存在しません。
専用ソフトウェアとしてMediaGoがありますが、当然無くても利用できます。
音質も非常に納得のいくものとなっていますし、UIも使っていればわかるといった感じに進化しています。
バッテリーの持ちも非常に長く、ノイズキャンセリングもあり、外出先でも便利に使えそうです。
microSDXCに対応しているため、おそらく256GBも対応していると思われ、今後”また”音源の容量が増える規格が出ても問題ないかと思います。