Jayfi社様よりレビュー品としてJA40カナル型イヤフォンをご提供いただきましたので紹介したいと思います。
アルミ製ハウジングの高級志向イヤフォン
パッケージはしっかりとした箱となっている上、イヤフォンもクッションに包まれた状態で梱包されています。
5000円以下のイヤフォンでここまでしっかりしたスポンジを使用しているイヤフォンは初めて見たので驚きました。
また、付属品等もパッケージ内で区分けされており、運搬時の振動でゴチャゴチャになることを想定しているデザインです。
アルミの光沢のあるハウジング
このイヤフォンの魅力の一つは光沢のあるアルミハウジングだと思います。
5000円以下のイヤフォンですと大体はプラ製造であまり高級感というのがありませんが、この商品はしっかりとしています。
また、私は音質に関する詳しいことはわかりませんが、多くの機種でアルミが採用されているあたりそういった面でもよい効果があるのかと思います。
さらに上位の素材となると真鍮やカーボンなど、そういった素材が出てくるのでしょうが、見栄えはアルミが一番加工もしやすいのかもしれません。
高級感を醸し出す付属品
イヤフォン用のポーチは「あってうれしい物」です。鞄の中などで絡まるのを防ぐ事ができますし、様々な事からも保護することができます。
この商品に付属しているポーチは、本体を意識してか少し光沢、金属系の繊維で作られてるように見えます。
少なくとも破けたりすることはなさそうなのでこう言った面もかなりうれしいです。
イヤーピースもS・M・Lの三種類付属しており、この辺は最近ではよくある傾向です。
肝心の音質
いくら高級感があると言ってもやはり有線イヤフォンで気になるのは音質です。
どんなに高級感があっても聞くに堪えない音質であればファッションでさえ使うのも嫌になってしまいます。
逆にどんな不格好でも、音質が最高であればそれを電車内で使う方もいます。(電車内ヘッドフォンなど)
私は普段部屋では、SONYのMDR-CD900STをリスニング用途で使うという”邪道”な行為をしていますが、業界標準の音になれていると思いますのでそれ基準で判断しようと思います。
HUD-mini環境での音質
PC環境ではAudinstのHUD-miniを利用しています。理由はUSB DACがほしかったのと標準プラグアンプが・・・。
とはいえオペアンプもMUSES8920に変更して割と自分好みの音に変えていますが900STの標準的な音はほぼそのままかと思います。
さて、本製品で聴いてみるとまず耳に付くのは強い低音。正直自分はあまり好みではない低音でした。
低音に高音が埋もれている感じがあり、低音好きの人にはたまらないのかなぁ・・・なんて思いました。
ただ、音量をかなり上げてみたところ埋もれていた高音が出てきてなんとかバランスを保てた…ような感じがしました。
XperiaZ5環境での音質
私はWalkmanとかiPod系は持っておらず、全てXperiaZ5で聞いているタイプの人なので、この検証もZ5を利用しました。
一応ハイレゾに対応しているらしいです。普段はMDR-NW750Nというノイズキャンセルとハイレゾが利用できるイヤフォンを使っています。
JA40を接続して聴いてみたところやはりPC環境時と同様、低音が非常に強く感じました。
とはいえ、Z5にはイヤフォンを最適化する機能があり、それのおかげで若干ましになりました。
イコライザで低音を弱めに、高音を強めに設定したところちょうどいい感じになったのでそういった設定をおすすめします。
エージング
取扱説明書を読んでいると「数時間ほどエージングしたほうがいい」とのことだったのでやってみました。
若干、低音が高音を潰す現象は収まり「あぁこれがこのイヤフォンなのか」という感じの低音になりました。
低音が強めにでるのは変わりないですが、高音と低音のバランスが取れ始めたようになったので、是非することをおすすめします。
この価格帯では音質・高級感ともにかなりいいイヤフォン
比較対象が一万円オーバーの機材ばかりだったので音質に関してはかなり痛烈なものとなりましたが、この価格帯ではかなりいい音質のイヤフォンだと思います。
また、最近はこのような低価格高音質志向のイヤフォンが増えてきたため、アルミ採用といった高級感も他と差別化するいいポイントになるのではないかと思います。
パッケージから取扱説明書の詳しさ、本体の雰囲気と、なかなかいい商品だと思います。
カラーバリエーションもケーブルがレッドのものもあるので、是非おすすめです。