【2016年のベストバイガジェット】タフな相棒 ThinkPad X260

被りました。ごめんなさい
というわけで、今年初参加となりますGeekDays様主催の今年のベストバイガジェット Advent Calendar 2016の記事です。
「昨年はX250を書いてる人がいたからX260書こう!」と思っていたのですが、既に書いた方がいらっしゃったようです…。
が、被ってもいいとのことなので、当初の予定通りX260でいこうとおもいます。
今頃XperiaZ5をベストバイガジェットにしても今更感しかないので・・。

シンプルで拡張性の高いノートパソコン

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ThinkPadシリーズは現在ネット経由による受注生産が主となっており、購入時に様々なカスタマイズが可能です。
私が購入したのは2月頃でその時はまだFHDディスプレイオプションや米沢生産オプションが無く、以下のような構成にしました。

  • CPU:Intel Core i5-6200U
  • RAM:DDR4 8GB
  • キーボード:日本語キーボード(バックライト&指紋認証付)
  • SSD:256GB SATA
  • battery:リア&フロント3セルリチウムイオンバッテリー(23.2Wh)
  • Display:12.5型HD液晶(TN)
  • OS:Windows10 Home 64bit

以上で12万5千円ちょいですね。
ThinkPadはのちのちいじれるという情報は知っていたので比較的控えめな構成にしました。
SSDも載せ替える事を考えたのですが「どーせ載せ替えるならNVMeっしょ」と考えました。
未だにNVMeオプション日本に提供されていませんが
コンセントがない環境が考えられたので、バッテリーを増設したのと、プログラミングを行うため最低限の性能を確保した感じです。
もっとも、DDR4規格はこれから価格がこなれてくるでしょうし、そのタイミングで16GBに換装するつもりです。

進化した使いやすさを意識したI/O

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X260ではX250と異なり、D-subが廃止されています。しかし、その代わりHDMIとUSBが一つ追加されました。
確かにD-subは一部でまだ需要がありますが、現在は多くの機器はHDMIに変わっています。
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また、デュアルモードと呼ばれる容易にHDMIやDVI信号などに変換できるモードに対応したminiDP端子が搭載されており、本体のディスプレイと合わせて3画面表示が可能です。
USBは3.0規格ですが、デザイン重視ということで端子の色は黒色になっています。
ビジネス向けという事もあり、オプションでスマートカードを追加することも可能です。

必要なI/Oは網羅

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SDカードスロットも、ありがちなUSB接続ではなく、PCIe接続でUHS-Ⅰ規格ではありますが、高速転送が可能でカメラなどの周辺機器などで重宝します。
SIMスロットも搭載され、WWANカードとアンテナを増設すればLTE通信も可能です。
また、RJ-45のGigabitEthernetが搭載されており、無線LANが不安定な環境下でも安定した通信が行えます。
もちろん、Intelコントローラです。

今時珍しい専用Dockコネクタ

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ThinkPadにはかなり前から搭載されているドッキングコネクタというものがあります。
これに専用のDockを接続することで、本体の充電からUSB出力、映像出力などをこなすことが可能です。
もっとも、専用のDockはなかなかいいお値段しますが・・・。

取り外し可能なバッテリー

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Ultrabookなどで、取り外し不可なバッテリーが増える最中、X240の頃のバッテリーを使い回す事ができます。
内蔵バッテリーが搭載されているモデルであれば、電源駆動中にバッテリーを入れ替える事も可能で、かなりの長時間駆動が可能です。
72Whの大容量バッテリーもラインナップにあり、非常に長時間使用することができます。

おなじみTrackPoint

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別名乳首とも呼ばれる感圧式トラックポイントは慣れれば非常に快適です。
キーボードから手を離す事なく操作することができ、非常に快適です。
ただ、あまりにも動かなさすぎて「寝てるのか?」と言われることはありますが・・。
尚、現在使いすぎで交換品を受注中です。
使いすぎると滑ってしまうようになり、非常に使いにくくなるので、せめて2、3個予備が付いてるとうれしいですね。

自由度の高さ

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SSDやRAMやバッテリーよりも先に液晶ディスプレイを交換してしまった私ですが、このようにThinkPadは非常に自由度が高い製品です。
メーカーが保守マニュアルやパーツリストを公開していたり、多少の組み替えでは保証が切れなかったりと、そういった自由度があります。
私も、購入時(2月)にはオプションに無かったFHDディスプレイのIPSディスプレイに組み替えましたが、それまで使っていたHDのTN液晶とは比べものにならないぐらい便利になりました。
ただ、バッテリー消費は多くなってしまったようで、その辺はトレードオフかと思います。
自作PCをしている私にとっては、自分にとって使いやすいようにパソコンを弄ることが好きなので、非常にぴったりなパソコンなのかもしれません。

ビジネス向けアクセサリもラインナップ

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65WトラベルACアダプターと呼ばれる製品です。
写真のように、テーブルタップなどで利用する際、となりとの干渉を最小限に抑える工夫がされています。
また、標準付属の45WのACアダプタの比べ、出力が微増しており、充電速度が若干高速化しています。
バッテリーを2個搭載しているとはいえ、やはり無くなるときは無くなるので、こういった充電器は必須です。
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こちらは公式の製品ではありませんが、miniDPを各種映像出力に変換するものです。
デュアルモード対応のminiDPのためDPがアクティブかパッシブか等は気にする必要がなく、手軽に変換することができます。
こういった小さな工夫は非常にありがたいです。

残念な部分

納品までの間に残念な点はいくつかありましたが、それはまた別の話。
どんないい製品でも、毎日使っていたら不満点の一つや二つも出てきます。
たとえばLenovoのアップデートツール。ここ最近不安定でアップデートができない場合が多かったりします。
またSATAもPCIeも接続することができない内部も空きM.2スロット。
本来はWWAN用らしいのですが、日本国内モデルでは提供されておらず無用の産物と化しています。
X250ではこのM.2にSSDを搭載することが可能だったようですが、X260ではそれが不可能となっています。
トラックパッドには隙間があり、その間にゴミがたまるといった現象があります。
天板は写真のように「指紋は付きにくいけど汚れはこべりつく」といった感じです。
いっそシールなどを大量に貼って目立たなくするのも手かもしれませんね。
あとは、トラックポイント部が液晶面に加重がかかった際、液晶と接触するようで液晶面に跡が残ります。
液晶を交換してからは、当然消えましたがちょっとづつ出てきてるように感じます。

でも、毎日使える最高の相棒

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購入を決めた一番のきっかけは「街中にいる仕事ができそうなサラリーマンが持ってるから」なんていう変な理由だったりします。
他にも「シンプル」や「拡張性高そう」「遊べそう」「オタクパッド」など理由はありますが、選んで間違いなかったと今では思います。
決して軽量ではないし薄型でもない。ぬきんでてバッテリ-が持つ機種でも無ければ性能が高い機種でもありません。
また、安い機種でもなく、ノートPCとしての部類では平均的な価格です。それもLenovoブランドともなればなおさら。
とてもじゃないけど万人にお勧めできる機種ではありません。
しかし、それらをひっくり返すぐらいの便利さ、快適さ、使いやすさを持ついい機種だと思います。
キーボードもある程度のストロークは確保されていたり、Fnキーは入れ替える事ができたり、BIOSも結構弄ることができたりなど。
ノートPCも人それぞれあると思います。
自分にあったコンピュータを使っていきたいものですね。


ということで、以上で私の今年のベストバイガジェット「ThinkPad X260」でした。
始めてAdvent Calendarに参加しましたが、これでいいのかよくわかりません。
しかし、読んでいただけた方が少しでも興味をそそられたなら幸いです。

明日は私のアイコンを描いてくださっているぴけぴけ@pikepikeidさんです!
絵柄ほんとすき。